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█████ (ガタンゴトン)

  • 執筆者の写真: null コト
    null コト
  • 2024年1月16日
  • 読了時間: 5分

 はじめまして。いーぐみーずのボーカル、××少女のキーボードボーカルをしている、コトホと申します。


冬ラを終えて

 

 私は2023年に軽音部に入ったため、今回の冬ラが、部としてのライブでは2回目(文化祭を含めると3回目)となった。ライブを通して、後述の自分のバンド振り返りにもあるが、やはりみんなで盛り上がっていくのは本当に楽しいなあ、と実感。鋼鉄の喉を持っていれば、毎日でもやりたいなあと思うくらいだ。


 自分が出たバンドについて。まず××少女は、キーボードボーカルをやらせていただいて、ミスしまくり(猛省)だったが、皆さんに盛り上げて頂けて、非常~~~~に光栄でございました。またやりたいなあ、と感じられる素敵な時間になり、良い経験をしたものだ、と今しみじみ思っている。

 いーぐみーずは、まず最高だった、ということを伝えたい。最前からブチ上げて↑↑もらって、演奏する側の私たちもテンションMAXでできたので、聞いて下さった方々には、本当に感謝してもしきれない。次もまた、最高潮の空気を一緒に作っていけたらいいな〜〜。


 ××少女の2曲目でやらせていただいた「腐れ外道とちょこれゐと」という曲だが、歌の途中にピー音(自主規制音。主にメディアなどで、放送禁止用語など何かしらの言葉を規制するためにかぶせる特殊音)が用いられてることが特徴的である。今回のMC、私はこの曲に合わせ、ピー音を交えた話をしたが、これが面白かったと好評をいただいた(ありがとうございます)。


 ところで、ピー音といえばもう1つ、思い浮かぶ曲がある。

黒塗り世界宛て書簡 / 重音テト フロクロ(Frog96)

 こちら、歌詞の中にある放送禁止用語を全てピー音で隠すという、なかなかに特殊な曲である。何の言葉を黒塗りして規制しているのか、本当のところは分かっておらず、謎のままである。

 聞いてみると分かるかと思うが、この曲、思ったよりもピー音が多い。しかしながら、不思議と邪魔とは感じない。ピー音は本来、あくまで効果音に過ぎないが、それをただの飾りではなく、曲を形作る重要なファクターへと昇華させている。

 それはこの曲だけでなく、ライブで演奏した腐れ外道とちょこれゐとにも言えることなのではないかと思う。そこで、本記事では、「効果音が非常に生かされている例」をいくつか紹介する。


効果音が生かされた曲

●人マニア / 重音テト 原口沙輔

 まず1曲目はこちら。1曲目なので、なるべく多くの人が知っており、かつ効果音が特徴的な曲、を考えると、これを思いついた。1回は聞いたことがある、という人も多いように思う。

 この曲は、叫び声を多く使用していることが特徴だ。重音テトという合成音声がメインコーラスなのに対し、リアルの人間が効果音を担っているのが面白い。カバー動画では、この叫び声の部分で個性が出るので、叫び声部分のタイムスタンプコメントも多い。需要があるからそんなコメントが書かれるわけだが、そのようにこの効果音が聞く人の心を惹きつける部分のひとつになっている、ということは、この曲は、効果音が非常に生かされていると言って差し支えないのではないかなと考えている。


※余談だが、もう1曲叫び声関連で、LAB=01 / P-MODEL も紹介しようと思った。が、もはや叫び声が生かされているのかあまりわからず、文章があまり書けなかったのでカット(どういうこと?と思った人はぜひ聞いてみて)。しかし私はこの曲含めこの方の曲がとてもとても好きなので、もし同じ人がいれば、一緒に話したいし、私はまだまだ詳しくないので、むしろ教えていただけると嬉しいです。声かけてね〜〜〜〜


●魂のルフラン / 高橋洋子

 「効果音なんてあった?」と思うかもしれない。あります。

 この曲は、ゆったりとしたテンポで始まり、「魂のルフラン」というフレーズと共に一気に激しい曲調に変化する。思わず聞き入ってしまう曲だが、実は効果音があるのは、曲の最序盤である。

 イヤホン等でぜひ、よく聞いてみてほしい。始まると曲の裏で、何か水音のようなものが聞こえないだろうか。ただ、海の曲であるとか、水に関係あるとか、そういうわけではないので、このままではなんとなく入れてみた音感を否定できない。

 そこで必要な情報というのが、この曲がアニソンである、ということである。魂のルフランは、新世紀エヴァンゲリオン劇場版・シト新生の主題歌である。この水音、実は羊水の音という説があり、細かいことは省く(長くなってしまうので)が、とにかく、これがアニメの世界観と深くマッチしている。アニメを見る機会があればぜひ、視聴後、効果音に注目しながらこの曲を聞いてみてほしいと思う。また、別の考察もしてみてね、楽しいので。


●アカリがやってきたぞっ / 紲星あかり GYARI(ココアシガレットP)

 最後にこの曲を紹介する前に、効果音の定義について考える。効果音を、「一般に装飾として使われるもの」「本来それメインでは使わないもの」とする。

 しかしその定義に従うと、この曲はサビコーラス以外のほぼ全てが効果音で構成されていることになる。

 以下は歌詞を一部抜粋したもの。

ポチッと てい! だばぁ え!? ゴロゴロ デュクシ ドカ どぼーん ぶくぶくぶく… グルグル ボーン しゅたっ やったぁ

 ……????

 歌詞?

 しかしこれは、適当に書いたわけではない。実際に、曲の大部分がこんな感じなのだ。

 動画の概要欄の説明によると、この曲は紲星あかり(この歌を歌唱しているキャラクター)の音声素材を使っている、とのこと。音声素材とは、上の歌詞にもあるように、短いセリフやかけ声などを収録したもの。公式情報によると、1000種類以上の素材があるようだ。この曲にいくつ使われているか、数は分からないが、その多さは一目(耳)瞭然。しかし聞いていて飽きないものだから、本当に不思議だ。

 この曲は、効果音が生かされている、というよりむしろ効果音が主役と言うべきかもしれない。なかなか珍しい形の曲である。ちなみに、作者のGYARIさんは、他にも面白い曲を沢山作っている。一度聞いてみてほしい。


おわりに

 今回は効果音が非常に生かされている例をいくつか紹介させていただいた(本当はもっと紹介したい曲がまだ3曲くらいあったのだが、ちょっと長くなりそうだったのでやめておく)。効果音を上手く使うと、楽曲がさらに深みを増す。私自身、本記事を書きながら、効果音の種類は何か他にもあるのだろうか、自分だったらどんな効果音を使うだろう、などと色々考えていた。これを読んでくださっているみなさんにも、何か新しい気付きを提供できていたら幸いである。


ご覧いただき、ありがとうございました〜


 
 
 

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