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告解室

  • 執筆者の写真: あめ
    あめ
  • 2022年10月14日
  • 読了時間: 4分

こんにちは!

新ブログ体制一発目の投稿者はあめさんです


唯一の旧体制からの継続ライターですが、せっかくなので改めて自己紹介しますね


あめさん!げんきな高校2年生!所属バンドはMOYASHI (Vo.)、さるびあ伯爵(Dr.)!フォークソング部の他にも文学部と合唱部で活動中!バンドサークル・ROOFTOPにもいるよ!たけのこ党!


自己紹介したいと言ったとはいえ、特に書くことがないな。わたしのひととなりは以前書いてたりこれから書いたりする部ログなどを読めばわかっちゃうと思う!


毎回の投稿では、日頃考えていることをうだうだ書いていきます

どうかお付き合いください


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文学フリマ、というのはご存知? ざっくり、本当に超ざっくりだよ、説明しちゃうけど、コミケの文学版だと思ってくれればいいよ。わたしは今年の5月、東京で行われたその催しに出店してきました。そこでは知人と一緒に一冊の短編集を出して売りました。わたしは音楽に関する小説を2編書いて、その本に収めました


『新世界』という小説が、その2編のうちの1編なの。伊智子という軽音部の女の子と、恭太郎というピアノがうまい男の子が付き合っているというお話。恭太郎はクラシック音楽世界で生きてきたから、あまり伊智子の住む大衆音楽世界のことがわからなくて、でも伊智子が本当に音楽を愛していることだけは分かるから、それが眩しくて、羨ましい……というような内容なのね。恭太郎も伊智子の世界を知りたくて軽音部のライブに行ってみたり伊智子の好きな曲を聞いてみたりするんだけど、物語のラストで恭太郎は伊智子に……(読みたい人いたら400円で売ります)(ちなみにもう一つの話は、音楽の授業の独唱テストに臨む2人の女子高生の話です)


ここで重要な事実は、恭太郎も音楽が好きなの。でも伊智子の方が音楽を愛してるように恭太郎の目には見えて、だから羨ましくて、距離を感じてて。だからこそ彼女の世界を知りたいという欲望に繋がるんだけど、知れば知るほどに、人それぞれの個性の独立と溝を感じてくわけ。彼女と僕の世界の壁、みたいな


恭太郎は伊智子と比較することで自分の音楽への愛を疑ってるんだよね


話変わって、ちはやふるという漫画のキャラに、周防名人というかるた界の天才がいるの。名人位だからめちゃめちゃかるたうまいんだけど、かるたは嫌いだっていう旨の発言をしてるんだよね。あんなにかるたやっててかるた嫌いなわけないのにね


わたしも音楽が嫌いなわけないんだ。4歳からピアノやってて(全然練習しないから上手くはならなかったけど)中学から合唱やってて(これはさすがに毎日部活あるから多少は上手くなった)高校からフォークソング部に入り(ドラムの練習もっとしろ)芸術の選択科目は音楽で(出席して)こんなやつのどこが音楽嫌いなんだろうと思うわ


でも音楽をやってる人を見ると苦しいの。わたしより正当に努力していて真っ当に音楽を愛している……という自己との比較が急になされる。音楽を聞くのが好きな人を見てもそう。ああそんなにたくさんの音楽を聴いたりそんなに一途にアーティストを愛したり、羨ましい


わたしは音楽そのものを楽しむという感覚が薄いんだと思う。音楽を通して人と交わるのは好きだけど、歌うことが楽しいとか、音楽を聞くのが楽しいとか、それがわからないから、音楽そのものを愛せているかというと、違う


音楽はわたしにとって言語と同じコミュニケーションツール・自己表現ツールだから、音楽そのものを好きにはなり得ないという見方はある。結局わたしは自己表現したいだけの人間で、音楽が好きな人間ではないのかもしれないね、結局愛せるのは自我だけみたいな


だから、音楽が好きで、地道に一人で練習できる人のことを多大に尊敬しているし、尊敬すると同時に、わたしは地面に倒れ込んで平伏してでろでろに溶解してヒトの形を留められない


とにかく、他人と一緒じゃないと音楽する気になれないから、個人練とかさぼりがちなことをここに告白しますので悔い改めたいと思います(この懺悔は理性の行いであって、音楽に対する愛などの感性からくるものではないから、余計さびしさを感じている)


新体制初っ端から、音楽が好きじゃないかも……みたいな話書いてごめんね。この話がわからない人は健康的に音楽を愛せてると思うのでその調子で生きてください。わたしも含め、わかる人は、どうせあなたも音楽のことが嫌いになれないだろうから、残りの人生苦しみながら死ぬよ


ここまでつらつら書いたけど、他人のように音楽を愛することはできないかもだけど(これがわたしの自我なので)、それでもいろんな人と音楽ができている奇跡は、今までも噛み締めてきたし、これからも噛み締めていくつもりだよ。ありがとう。音楽が本当に好きになれなくても、音楽を通して人と繋がることは絶対に好きだから、これからも一フォークソング部員としてよろしくね


次は音楽とわたしの家庭環境について書くかもしれない


最後に、今週の一曲をお届けします


思想犯 / ヨルシカ


みんなテストがんばろうね!それでは〜


おわり

 
 
 

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