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1÷2を1にする〜マルチタスクの精神〜

  • 執筆者の写真: あんたく
    あんたく
  • 2023年4月20日
  • 読了時間: 19分

進むインフレーション

あんたくです。遂に最高学年になってしまいました。高校軽音あと1年しかできないの怖すぎです。せっかくですしやりたいことはどんどん提案していきたいと思ってるので、これみたバンドメンバーもそうでない方も、やりたい曲や企画などありましたらどんどん声かけてください!私の専門はマルチタスクです。(フラグ)


ところで私は今愛海さんの前回記事「卒ラレポ(僅?)&ずとまよ特集」の読破直後にこの記事を書き出したのですが、本人もおっしゃってるように記事の長さのインフレが進みまくってる気がします。


なんだか胸につっかえるものを感じたので、調査をしてみました。今年度のライターの予想読破時間(更新日時の右側に書いてあるよ)をまとめると、このようになります。


あめ    4分  3分  6分  10分

こうじゅん 4分  7分  9分

愛海    5分  7分  7分   22分

あんたく  9分  10分  13分

おおうち  4分  5分  23分

もあ    1分   2分  4分

ざび        4分  7分

はるか null     3分  3分

D Kuri           5分


どう考えても私のせいです。本当にありがとうございました。


好きなアーティストを語りだす風潮が生まれたのも一つの原因ではあるのでしょうが…。ちょっと言い訳が効かなそうな値ですね。ごめんなさい。


ま、今日の記事も長いけどね。

今回は卒業ライブの感想part2と通常記事の2本立てでお送りします。

 

屋上へ愛を込めて…

1つ上の先輩方の卒業ライブが先日行われました。時が経つのは本当に早いもので、先輩方がこの学校にもういないということ、自分達が最高学年であるといった事実を未だに受け止めきれていないところがあります。


卒ラ全体の感想については、「(僅?)」とか言いながら愛海さんが結構がっつり書いてくれたので、全バンドの感想〜みたいな壮大なことをするつもりはありません。客として、また演者として、素朴に感じたことを書き連ねていこうと思います。


まずは客として。実は今回のライブの心境は今までのそれとは大分違うものでした。参考までに、かつて私の書いた「シン・冬ライブ振り返り!!(1日目)」の一部を引用します。


つづいて客視点。めっちゃ楽しかった。とはいっても、僕が抱いている感情には「楽しい」という言葉では言い表せないほどの複雑な様々な心情が絡み合っているので整理しながらお伝えしますね。
まず、純粋な楽しさ。県千葉に所属するバンドを(ほぼ)すべて見られるというこの高揚感たるや!仲良い友達から名前だけ知ってる(幹部ですので)人までいろいろな人のことを知れたような気がします。知っている人の安定したうまさを聴いて惚れるのも、知らない人のうますぎる演奏を聴いて隣の人と目を合わせるのも、違った楽しさがありました。
あと、驚きと感心。1年生の伸びっぷりがすごい。1年生のお披露目ライブから僕は一部のバンドを除き全く演奏を聴く機会がなかったのですが、あまりに成長していてびっくりしてしまいました。僕らが1年の時あそこまでできていたかと聞かれると正直自身がありません。努力を重ねることで人はここまでも輝けるのかと思わず唸ってしまいました。
もちろん2年生も例外ではありません。2年生の場合はまだまだ伸びることができるのかという驚きがありました。かつての私の魂を揺れ動かしたバンドでさえも、更に成長してもう一度私の心を揺さぶってくれる。感動以外の言葉が思い当たりません。ほんとによかった。

なんかかなり捉え方がポジティブですよね。勿論、私自身この卒業ライブでも似たような感情を覚えました。「上手さに唸る」だとか、「周りと一緒に楽しむ」といったことはまさに軽音の醍醐味ですし、それは皆さんも同じだと思います。でも、それだけじゃないんです。


1日目1バンド目のdayBreakのトップバッター率が異常だという話をご本人がなさっていました。その時はすげーって思いながら聞いていたんですが、いよいよラストの曲だーって雰囲気になる内に、「トップバッター率が高いというのは、誰よりも早く軽音の『3年間』が終わることに等しいのでは?」という考えに至り、軽音に似つかわしくないめっちゃ重い気持ちになってしまいました。今回の卒業ライブは普通のライブの要素に加え、高校軽音に別れを告げるいくつものバンドのラストを見届ける場でもあるということに気がついてしまったのです。


私はその覚悟がないにも関わらず、ANGA千葉という会場に足を運んでしまいました。ですから、その衝撃的な気付きにより、演奏を楽しむような私の余裕はあっという間に消え去ってしまいました。かろうじて手拍子をしながら、壇上で演奏を続ける先輩方に思いを馳せることしかできませんでした。


卒業の日、どのような思いで壇上に立つのか。その答え合わせができるのは1年後です。しかしどうも「これが最後の演奏」とか「もうバンドメンバーに会えない」とかネガティブなことばかり考えてしまい、結構胸の奥がキューってなってました。「あといくつものバンドのお別れを見届けないといけないと思うと耐えられない」みたいなことを友達にボヤいた記憶があります。


そう思うと同時に、軽音という活動のドラマ性にも気づきました。ただ単に楽器を弾いて「楽しい」とか「上手い」とかの活動で完結するのではなく、バンドという小単位の構成員が、オリジナルの物語を築き上げていく。そしてそれは人々を熱狂させることもあれば、私のような方向に気持ちを動かすこともある。ただ「楽しい」だけの活動でないことを強く実感しました。


幸運にも前者と後者の発想に同時に至ることで、前者の不安は少し和らぎました。これも軽音の要素の一部だと捉えることができたからです。事実、その後のバンドの最後の発表の様子は本当に千差万別でした。歩んできた道が違うなら、その終わり方だって違っていていいということに気づくことができました。


というように、軽音に対する解像度がグッと上がったライブになりました。正直これは私の考え方や思いの途中経過に過ぎませんし、着々と終わりへと歩み続けている今、終着点への不安のようなものは留まるところを知りません。しかしながら、こういうことを考えるきっかけを与えてくれたと考えると、やはり客としてもこのライブに参加できてよかったなと思います。


逆に、このライブ一度きりで"終わり"が訪れてしまうのが企画バンドです。かつて企画バンドだったfortettoを終わらせたくはなかったし、なによりメンバーもそんな雰囲気だったので正式バンドとしてスタートさせ今に至る私ですから、その身からすれば「一期一会」の状態のままで終わらせられるのはすごいなぁと思います。


でもある意味「一期一会」だからこそ、その演奏を全力で楽しもうとすることができるのかもしれませんね。今回の企画はみんな楽しそうで、「俺/私がやりたいから組んだんだ!!」みたいな雰囲気のバンドばかりで見ていて全く飽きませんでした。ライブごとのメリハリをつける重要な役割を担っているなと改めて気づかされました。


そして演者として。今回はfortettoとさるびあ伯爵としての出演でした。客としては先程までダラダラと書き散らしたようにこの先への不安の気持ちをめちゃめちゃ抱えていたわけですが、壇上に立つとそんな気持ちはいつのまにか消え失せていましたね。少し高いところから眺める、全員がこちらを向いたミチミチのお客さんたちというのはまさに軽音人の特権かと思いますが、やっぱりそれを見ると瞬間的なやる気が溢れてくるんですよね。この感情は嬉しさか、軽音人としてのプライドか、はたまた別のものか。何度も経験した今でもうまく言葉にするのは難しいです。


とりあえずfortettoから。予想以上の反響を頂き非常に嬉しい限りです。卒業ライブがお披露目ライブとかいう頓珍漢が過ぎるバンドではありますが、この機会に我々を知っていただけたこと、またたくさんの有り難い感想を頂戴したこと、深く深く感謝申し上げたいと思います。


一番印象に残ってるのは3曲目の「アイデア」(星野源)ですね。マリンバ&ストリングスとストリングスの切り替えの忙しさも然ることながら、Cメロのソロパートの緊張が本当にすごかった。演奏者が一人しかいないって、責任負う人間が一人しかいないってことですよ?絶対間違えられない(そうじゃなくても間違えるな)。だからこそここを弾き終わった時、今回の演奏の成功を確信したわけです。壇上の15分、その前後の色々な会話も合わせて、常に興奮がMAXでした。楽しかった!!


そんでもってさるびあです。このバンドのいい所は何やっても許してもらえるしみんな乗り気になる所ですね。「アンビシャスやりたい!」も「鈴木雅之やりたい!」も「グラサンかけたい!」も誰かが提案すると速攻で通りました。アンビシャスのMCは当日の0時に風呂上がりの私が提案したのですが、翌朝おっけーされてましたね。すげえ。(本人はMCをミスったが)


一番印象に残ってるのはアンビシャス。音多すぎ。楽しい雰囲気はストリングスやブラスを初めとした様々な音色が担っているのですが、それを演奏できるのはキーボードリストたる私のみ。原曲の雰囲気を壊さないように音を練った結果、


ブラス→エレキピアノ→ストリングス→エレキピアノ→ストリングス→エレキピアノ→ストリングス→エレキピアノ→ストリングス→エレキピアノ→ブラス→ストリングス→エレキピアノ→ブラス


という切り替えをすることに。アホか。

あとアヤヤトゥーヤーの前に入るストリングスもパート的に弾けるのが私しかいないんですが、キーボードで再現しようとすると、両手で2音ずつ(計4音)BPM140の16部音符を刻むとかいう無理ゲー極まりない打鍵に。大分妥協して右手一音だけ弾いたのですが、両手1音くらいならもう少し頑張れば弾けたかもしれないなーと。機会があったらリベンジしてみたいかもしれません。


やっぱり書きすぎちゃいました許してください。

とにかく楽しかったの一言につきます。先輩方の演奏をもう見れないと思うとかなり寂しいのですが、この卒業ライブのように、最後まで自分の納得いく活動を続けられればいいなと思っています。この度は本当にご卒業おめでとうございます!!

 

次はオマエダ

突然ですが性格診断します。

次の問題を解いてみてください。

1÷2=?

頭の中に解答が浮かんでいるでしょうか?覚悟が決まった方は画面をスクロールしてください。


































んなもん1/2に決まってるだろという方。その通りです。0.5でも可です。しっかりした性格ですね(適当)


0あまり1と答えた方。変態です。


1と答えてくれた方。しっかりとタイトルを読んでいただきありがとうございます。頭ではんなわけねぇだろと思いつつも、今後の展開を期待してこの解答を選んでくれたのではないでしょうか。勇気のある性格ですね。多分。


誰しも素直な気持ちでこの問題を解けば、1/2という解に辿り着くのは必然です。しかし、これはあくまで“理想”を前提とした学問上での話。実際には、1÷2を1/2以上にしなければならない時が、目の前にあるもの全てに妥協のない全力を注ぎ込まなければならない時があります。今回はまさにそんな状況にある私から、兼バンと兼部の話をお送りします。

 

みなさんは兼部や兼バンをしていますか?こんな話をするくらいですから、当然私はやっています。過去記事にも載せましたが、私の所属している団体を簡単に列挙しておきますね。


・演劇部(部長)

・フォークソング部(副部長)

 ○Nexus-bless(Vo.)

 ○さるびあ伯爵(Key. Vo.)

 ○fortetto(Key. Vo.)

・郷土研究部


他の人に話すと大抵驚かれます。ていうかもはや説明すんのが面倒なレベルの量になってきました。新学期なんかによくある自己紹介ではあっという間に持ち時間を溶かしてしまいます。


しかしながら、私はこの6つに対し常に全力で取り組んできたという自負があります(fortettoと郷土研究部に入ったのは比較的最近なのですが)。そこもたまに驚かれます。「そんなん手ェ回るんか」と。いや、回ります。ていうか回さないとそこに所属している他の人に申し訳が立たないです。


もちろん環境に助けられている面がないとはいいません。演劇部部員もバンドメンバーも私の置かれている状況についてよく理解してくれているので、比較的予定調整に融通が利きます。マジで頭が上がらないです。


でも私も努力してるんですよ!いちおう!!

勉強や塾で帰りが遅くなりピアノが弾けないような時は休み時間や登下校中に楽譜開いて膝でピアノ弾いたり!ネタバレにならない程度の声の大きさで台詞通して確認してみたり!登下校中にPC開いてパワポ作ったり!毎度登下校中に奇っ怪な行動をとるので一緒に通っている友達には本当に申し訳ないなぁと思ってます。


しかし実際、こういった環境と努力の相互作用により私は今の自分を保てています。たくさん部活やってたくさんバンドに所属しても、私は私らしい生活のままでいられているんです。

 

兼部・兼バンは是か非か?

皆さんはこういう兼部や兼バンをたくさんしている人に対しどのような印象を抱いてるんでしょうか。幅広い層からの意見を集約すれば、必ずしもこれに対し肯定的でない人というのもいらっしゃるかと思います。力をかける対象が増えれば増えるほど一つあたりにかけられる力は分散するんですから、当然の話です。


実はこのテーマ、昨年度(2022年度)フォークソング部幹部にとってもっとも大きな課題でもありました。県千葉内トップの部員数、かなり高い兼部率という状況が生み出す「手の回らなさ」が発端でした。我々が幹部職に就いた頃、様々な状況や立場におかれた人が多数入部することにより生まれる意識や活動状況の“乖離”が浮き彫りになっていました。


この状況で我々が取ることができた行動は2種類に大別できます。既存部員に対するものと、新しく入る1年生に対するものです。放課後の時間を使ったりLINEを使ったりして話し合った記憶がありますが、その場でもこの「兼部・兼バン問題」が話題にあがっていました。といっても、主に兼部ですね。入りたての1年生に兼バンはオーバーワークというのが幹部の意見ですので、文化祭のあたりまでは1年生の兼バンは許可していません。兼バンについては後ほどお話します。


兼部については議論の末、「兼部する場合は覚悟をもって、決してフォークソング部の活動を疎かにしない」ということを、説明会等の場で徹底的に叩き込むという方針に落ち着きました。そのおかげか、昨年度1年生(現2年生)は比較的バンド活動への参加意識が高いように思います。フォークソング部幹部として、嬉しい限りです。


ですが、他の部活の視点に立ってみて考えた場合、私はこの状況を手放しに喜ぶことができないのです。この結果は他の部活の犠牲のもとに成り立ってるのではないか?という疑念が、たまにふと頭をよぎってしまいます。もしそうであるのなら、問題は何も解決していません。犠牲になる対象が移動したのみです。


まぁもちろん部員を疑っているわけではないのですが、何分複数の部活に力を注ぐというのも難しい話ですし、あまり良くない噂が入ってくることもないわけではないので…。他の部活の活動が疎かになることは、長期的に見ればフォークソング部のイメージダウンにつながりむしろマイナスになるというのが私の考え方です。根本にある"複数部活の両立"が成り立たない限り、どこか損する部活が生まれてしまう、そんな気がしています。


じゃあ兼部をやめるべきかと問われると、答えはNOです。やりたいことをできないなんてのは普通に考えておかしな話です。私はベンサムの「最大多数の最大幸福」という言葉がシンプルかつ人間の特性を捉えていてわかりやすいなーなんて感じるのですが、まさにそれですよね。人を社会、人の中の様々な欲求を構成員と考えれば、発想は全く同じです。個人の中でも、集団の中でも、より多くの欲求が満たされるべきです。その手段として、むしろ兼部は必要不可欠と言っても過言ではありません。


兼部というシステム自体に待ったをかけることはできません。しかしながら、兼部は任意です。自分でやると決めたからには、多少の環境の助力はあれど、努力して最後までやり通すのが筋じゃないかと思います。人は常に自然数で表されます。兼部してるからフォークソング部0.5人〜とかいう意味わからん理論は通用しません。


少々高圧的な文章になってしまい申し訳ありません。ですが、私の問題提起はフォークソング部に喝を入れるためのものではなく、むしろ兼部という行為の楽しさを知ってほしいが故のものであるということはご理解いただきたいです。兼部って本当に楽しいんですよ!!仲間も活動機会も楽しさもn倍(nは任意の自然数)ですから!!!


ですので今回は、兼部という決断にいまいち踏み込む勇気が湧かないという方、部活の両立に苦労している方に、私なりの方法を共有する機会としたいと考えております。もちろんプロではありませんし、自分のやりかたが絶対正しいだなんて微塵も思ってはいませんが、昨年度幹部唯一の兼部者ですしある程度の参考にはなるかなと…。これを機に他のライターさんが考えてることも見れたらいいなって少し思ってます(チラッチラッ)

 

Let's マルチタスク

改めて思い返すと周りの環境にめちゃめちゃ助けられてることを実感して恥ずかしくなってきました。書くのやめようかな。まあ書きますが。


①隙間時間の有効活用

塾とかで耳にタコができるほど聞かされたって人も多いんじゃないでしょうか。大丈夫。私もです。


そういう場所で言われる「隙間時間の有効活用」って大体単語を覚える行為を指し示す気がするんですが、いかがでしょう?まぁそうでなくとも、サッと取り出せてサッとできるタイプの問題を解くのがセオリーですよね。クッソ重い数学の問題とか解いてらんないです。


こういった「簡単なもの」は軽音において何にあたるか、考えてみましょう。楽譜を取り出せばどんな場所にいても譜読みが可能です。演奏予定の曲を聞いて小声で口ずさむ行為だって立派な練習にあたりますね。キーボードに至っては、膝を鍵盤に見立てて弾くことだってできます。ボーッとしてるより楽しいし、時間を有効に使える。一石二鳥ですね。


ちなみにこの時間に普通に勉強して、家など安定した環境でガッツリ練習するのも手だと思います。重要なのは、「あっこの時間使えるじゃ〜ん」という気づき。何もしなかったと後悔するよりも、何かしらアクションを起こしたほうが、 終わった後の達成感が気持ちいいです。


②スケジュールの調整

2022年度、私が2年生の時の大まかな部活関係のスケジュールをまとめると、以下のようになります。


4月 新人戦(N)

5月

6月 Re: twist and shout(さ) 大会(演)

7月 グリーンミュージックフェスティバル(N)

8月 Nコン(合)

9月 文化祭(演、N、さ、合)

10月 大会(演)

11月 生徒歴史研究発表会(郷)

12月 グリーンミュージックフェスティバル(さ)    シン・冬ライブ(N、さ、f)

1月

2月 C-FES(N)

3月 卒業ライブ(さ、f)


N…Nexus-bless

さ…さるびあ伯爵

f…fortetto

演…演劇部

郷…郷土研究部

合…Nコン合唱団(夏の時期にNコンを手伝ってた)


上手いこと横にバラけていることにお気づきでしょうか。大会等の日程を直接変えるというのは難しいですが、日程に合わせて取捨選択することは十分可能です。私の場合、演劇部の大会2つに出ることを絶対条件とし、各団体と話し合いながら出る大会やライブを決定しました。結果的にほとんど断ることなく色んな発表の機会にお邪魔することができましたが、時には断る勇気も大切です。私はめちゃめちゃ苦手ですが。


これと並行して、時期によって多少各部活に対する力の入れ方を変えるのも大事です。ライブ直前にはどうしても出演バンドのバンド練が多くなりますし、本番直前に人が欠けてるのは演劇にとって致命的もいいとこです。最後までやり通すのが筋とは申し上げましたが、ずっと全てに全力だと体がもちません。しっかりと活動に戻る分には、多少力にムラがあってもメンバーは理解してくれるはずです。


③いっぱい会話する!!

みなさん、バンド練の休憩時間って何してますか?私の属するバンドでは大抵その日のメンバーで雑談をするのが常です。盛り上がって時計の針がめっちゃ進むこともしばしばです。正直演奏と同じくらい楽しみにしてる時間でもあります。


こういった機会に、自分の所属している団体の近況報告などを行うことをおすすめします。そうすることでメンバーどうしの事情を把握することができ、②でお伝えしたようなスケジュール調整がしやすくなるのです。


そういうの抜きにしても、バンドメンバーの普段の姿とは違う話を聞けるって楽しいですよね。スケジュール調整がしやすくなり、話も盛り上がって、一石二鳥です。思いもよらない報告が突然なされる、なんてことも無きにしもあらず…?


意識してることはこんくらいです。まぁ難しいこと考えずとも、「最悪自分が頑張ればいい!!」くらいの当たって砕けろスピリットで立ち向かえば大抵なんとかなります。もしそれが難しければ、思い切ってメンバーに相談するのが一番です。自分がやりたいと思った選択肢を簡単に切り捨ててしまうのはもったいないです。自分の属する集団に迷惑がかかるのは、集団に背いた勝手な行動をとったときです。メンバーの同意があれば、たとえかつての選択が自身の意志であろうと、無理してやり通す必要はありません。要するにケースバイケースです。まず相談しましょう。

 

終わりに〜かつての兼バンの苦悩〜

さるびあ伯爵の原型ができたのは1年生の8月でした。最初僕とあめさんと愛海さんのスリーピースを予定してたんですが、やっぱギター欲しいよなってなってこうじゅんくんを誘ったところ快く引き受けていただきまして。さるびあ伯爵という名前も含め1年生の9月の終わりには今のさるびあになったというわけです。コロナのせいでお披露目がだいぶ先になってしまいましたが、新しくバンド組めたのがめっちゃ嬉しかったことをよく覚えています。


ですが私は元バンドのNexus-blessがすごく気がかりでした。「兼バンする」と言ったら、Nexus-blessに力を注がなくなるんじゃないかと思われるかもと考えてしまい、中々そのことを言い出せずにいました。しかしずっと黙ったままでもいられないので、ある日全員が揃った場で、Nexus-blessを疎かにすることは絶対しないから兼バンをしても良いかという旨を聞きました。すると、当時の自分としては予想外なことにすんなり受け入れてくれて、しかも応援してくれたのです。すごく心が晴れやかになって、絶対にどちらにも全力を注ぐと固く心に誓いました。


fortettoの正式始動も、郷土研究部への加入も、報告するとみんなが応援してくれました。恵まれた環境にあることを強く実感しています。


兼部も兼バンも、負担が増えるという点で違いはありません。しかし同時に、やりたいことを叶えるという側面を持っています。私はこの「やりたい」という感情に蓋をする必要はないと考えています。


そのためにはまず、本人の多少の努力が必要です。しかしそれさえあれば、周りはみんな親切ですから、必ず両立のための手助けをしてくれるはずです。それを拒む必要はありません。次に自分が誰かを助ければいいと思い、まずは自分を助けてもらえばいい。結局はそういうことの繰り返しなんじゃないかと思います。


他の部活でもバンドでも何であっても構いません。もし自分が興味のある活動があるのなら、躊躇せずにやってみることをお勧めします。どうせなら高校生活は楽しめるだけ楽しんどいた方が絶対得です。力の注ぎ方のバランス等、最初は苦労することが多いと思います。ですが、最初っから完璧な人間なんて存在しません。信じて繰り返し繰り返しやり続ければ、1÷2が段々1へと近づいていくことでしょう。


本日はここまで。次回のライターにもご期待あれ。


 

おまけ 本日の曲紹介

①万歳千唱 / RADWIMPS

2018年のNHKの18祭というイベントに際し公開された曲だそうです。「正解」とセットで扱われることも多いですね。どっちもすごく好きです。思わず行進したくなるような軽快なドラムと、すっきりしてるけどカッコいいギターが印象的な点が、ピアノを基調とししっとりした雰囲気の「正解」との大きな違いでしょうか。「その影に隠れ震える笑顔の手を取れるのは君だけだろう」って部分が特にサイコーですね。聞いていてめちゃめちゃ勇気を貰える曲です。


②テレパス / ヨルシカ


とあるヨルシカ大好き人間にピアノが綺麗な曲を聞いたところこの曲をオススメされました。まず驚愕したのは女性にしては相当低い音域を攻めていることですね。私でも原キーで歌えます。ですが、この語りかけるような雰囲気は彼女本人にしか出せないと思います。すごいなぁ。また比喩表現もステキです。「想い出」を「何度も塗り直した剥がれた壁のペンキ」と形容するという発想は素人には到底思い浮かびません。唖然とするばかりです。バックのピアノも美しく、聴き惚れてしまいます。

 
 
 

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