繊細な生き物、震え
- あめ
- 2022年3月4日
- 読了時間: 2分
こんにちは、あめです
学校の図書館の前、お花咲いてますね。桜なのかな。わたしは桜だと思っています。うむ。あれはきっと桜だよ。でも、有識者いたら教えて欲しいです
梢に花が咲いているのを見て、あれは桜なのかな?いや、桃なのかな?という会話を交わすだけでもう春なんですよ
それでは今日は、泣いた曲の話をします。前回もしたような気がしますね。でも、あめは赤ちゃんだから泣くんです、しょうがないね
音はただの空気の震えなのに、音楽はここまで人の心に作用するかと思うと、人間はとても繊細な生き物だと感じます。空気の震え以上に震えてしまう自分の心が、ときに自分のものではないように思えます
くるりの「琥珀色の街、上海蟹の朝」を初めて聞いた時、まだわたしはくるりのことをよく知りませんでした。ただなんとなく聞いてみようと思って、YouTubeのMVをじっと見ていました。それはあたたかな雰囲気のアニメーションでしたが、登場人物の顔は不安げで、シティポップのサウンドはどこか哀愁があって、釘付けになってしまいました。MVには歌詞が書いてあって、その言葉たちを一つずつ咀嚼していると、画面のMVの朝日がにじみ始めて、わたしは泣いていました。それはちょうど、2回目のサビのあたりだったかと思います。サビに入る前に、楽器が増えるのです。それによる推進力と、「もういいよ そういうの/君はもうひとりじゃないから」という歌詞に、思わず涙してしまいました
その頃、わたしは少し心細かったような気がします。冬だったから(冬はだめなんです。秋もだめ。寒いから)。その心の隙間にその曲はすっと入り込んできて、そっと共鳴したのです
今回あげた話ではストリーミングされた演奏でしたが、生の演奏は、どんな録音音源よりも人を動かすとわたしは思っています。演者の震わせる空気をそのまま感じることができるから。コロナ禍で、生演奏の機会があまり多くない世になってしまいましたが、観客の目の前で演奏するというのは音楽活動のなかで一番大切なことだと考えています
これから何度フォークソング部としてライブできるかわかりませんが、どれも楽しみたいし、心を震わせて挑みたいです
最後に、「琥珀色の街、上海蟹の朝」と、わたしの心がいつでも震えてしまう曲のリンクを貼っておわります
琥珀色の街、上海蟹の朝 /くるり
https://youtu.be/NyddMMiViZc
ほれちゃった /CHAI
https://youtu.be/-KvuyJZ0Smk
おわり
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