きこえる?
- わかこ
- 2021年3月23日
- 読了時間: 5分
こんにちは わかこです
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前回パスしちゃったので久しぶりの回です
待たせたな
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お風呂入りながらゆっくり観たかった映画を消化しようと思ってたのに部ログあるのわすれてた(^_^;
春休みに観る映画おすすめある人はください
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今日はヒトリエというバンドについて話す
最近「REAMP」っていうアルバムを出してそれずっと聴いてるんですけど、だから早く話したかったんだけどちょっと忙しくて… ゆっくり書きたいですよね文章は
2019年まで wowaka さん(字面がわたしと似てるね)がギターボーカルを担当して4ピースだったんですけど、2019年4月5日に急性心不全で亡くなられました。
wowaka さんはバンドの人というよりボカロPとしてみんな知ってるんじゃないか?
「裏表ラバーズ」「ローリンガール」「ワールズエンド・ダンスホール」「アンハッピーリフレイン」とかボカロ詳しくない人でも聞いたことあるような曲たっくさん出してるよね…
この部ログ書くために色々彼について調べてたんですけど、東大出身らしい…キタニタツヤさん(ヨルシカのベース)も東大出身だし、学歴がもはや性癖と言っても過言でない我々からするとだいぶ興奮しますね
中学生からギターとバンドを始めて東大在学中は「東大音感」ていうサークルの部長を務めてたとか
初音ミクを使って曲を作り始めたのは2009年からで、wowaka 名義の曲は「母親が初音ミク、父親はナンバーガール」って言ってたらしいです(鼻血)(サラブレッド)
2011年くらいから「ヒトリエ」としてのバンド活動が中心になって長らくボーカロイド作品を出していなかったんですが、2017年8月22日に約6年振りのボーカロイド楽曲「アンノウンマザーグース」を出してます(歓喜)(初音ミク10周年だよう(T_T)…)
わたしが2017年だと当時中1?とかで丁度ボカロを聴き始めたくらいで、「あ、裏表ラバーズの人新曲出したんだあ〜」くらいに思ってたんですけど(ほんとバカ)そんなわたしでも「えなにこの盛り上がり」とおもうくらいに当時のインターネット爆湧きでした
「アンノウンマザーグース」に関しては色んな人の歌ってみたが上がっているけどやっぱりミクだなぁ…と思う作品のひとつです、是非聴き比べてみてほしい
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「アンノウンマザーグース」はヒトリエでセルフカバーもされていて、「ボカロPがセルフカバーをする」ことに嫌悪感を抱く人は一定数いるかと思いますが(かくいう私)wowaka さんと有機酸(神山羊)はめちゃくちゃ成功例だなって思ってます(地下から)
ミクが歌ってるものと自分が歌ってるものはちがうよってことを本人がいちばん理解しているというか、作った人がいちばんその曲を聴いていてミクのイメージが強いはずなのに、自分の歌い方にきっと学生のときからの揺るがないものがあって、ボカロPとしての自分をバンドとしての自分が上手く「カバー」している感じがして、すごくこちらも聴きやすい
あとまずヒトリエのボーカルとしての wowakaさんの声がすごく完成していて、あのちょっとおじさんみのある雰囲気とか粘着質な歌い方とか独特のこぶし(?)とかがほんとに彼オリジナルなんですよね〜天才だ
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2019年に亡くなられた時は当時31歳で、ヒトリエのツアー中だったそうです。次の日も公演がありましたが急遽中止。当時ライブに参戦する予定だったファンの方々やいっしょにまわっていたバンドメンバーの方々の気持ちを考えると苦しすぎる
これはわたしも中3かなんかでリアタイで見て、TLがすごく暗かったのを覚えています。音楽で自分の内面を表現していた人が亡くなってしまうと、どうしても「まだ音に変えるはずだったなにかが彼の身体のうちに残っているんじゃないか」みたいな不安にかられます、すごい冷めてる言い方をすればすごく「残念」、究極の「残念」を感じます
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彼が亡くなったあと、ヒトリエは追悼ライブを行っていますが、そこではギターのシノダさんが歌っています。
ヒトリエって曲も全部 wowakaさんが作ってたし、「ボカロPのバンド」という印象が強かったせいか(あと wowakaさんの声もかなり特徴的だった)彼らは単にバンドとして1人のメンバーを失っただけではなかったと思うんですが、ヒトリエを解散しようとはならなかったらしいんですね
ベースのイガラシさんをはじめ何人かがシノダさんがこれから歌っていくことを勧めていたみたいで、本人最初はすごく嫌だったと話していますが、そんなときにファミマのクジが10本中9本も当たって、それで「自分が歌うしかないな」って心に決めたそうです(きっかけって大事)
そして今回の新しいアルバム「REAMP」はスリーピースとして再スタートした彼らの覚悟みたいなアルバムだなぁと思いながら聴いてました。正直以前のヒトリエとは全然ちがう
でも、wowakaさんを排除されたバンドというより、その「不在」によってより彼が「いた」ことを意識させられると同時に、3人で新しくヒトリエをやっていくぞ、っていう、とても良い意味で囚われず未来を見据えてる感じが最高にカッコよかったです
(あと「うつつ」っていう曲も入ってて米津といいなんだかなあと思って聴いたらめちゃくちゃ良かったなんか中毒性があるのよ)
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個人的には前よりもコピーしやすくなって不謹慎だけども嬉しい気持ちもあります!ヒトリエやりたい
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これを初めて見たときはほんとうにかっこよくて惚れ惚れしてしまって、二次元と三次元と四次元を跨いで彼らがすごく危険なことをしているような気持ちになりました。
ヒトリエのアンノウンマザーグースです。
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